あけましておめでとうございます。
気持ちも新たに、来月からの「壬辰六白金星」年に向かいたいと存じます。
年の変わる『土用』の今月は、大きな変化が起きる時です。
1991年(平成3年)1月17日アメリカを中心とする多国籍軍がイラクに対して攻撃を開始し、湾岸戦争が始まりました。
1995年(平成7年)1月17日阪神・淡路大震災も、忘れることの出来ない記憶となりましたね。
昨年のコラムでもお伝えしております通り、「変化・改革」八白土星の時代の今、対策と気持ちを整えて過ごしてまいりたいですね。
本年も、皆様のご健康とご多幸をお祈りいたしております。
月々の参拝ツアーと共に、どうぞよろしくお願い申し上げます。
太極は一つの場所に留まることなく、常に変化します。ここ400年間日本の太極は東京ですが、その前は800年間京都が日本の太極でした。規模の大小によって太極の移る期間は異なりますが、いつか必ず動くのです。ですから首都もいつかはどこかに移るのです。
身近な駅周辺にしてみても、例えば駅ビルが建て替えられたり、駅前に新しくデパートがでたりすることで、太極は移り変わります。するとおのずと発展する方位、衰退する方位も移り変わるのです。それが時代の変化であり、流れなのです。
これはもっと規模の小さなことにおいてもいうことができます。本来、東北方位の表鬼門と西南方位の裏鬼門は出入り口を嫌うものです。八白土星の時代には、鬼門・裏鬼門の作用が厳しさを一層増して表れるようになります。そして、八白土星の20年間は、今度は五黄殺が西南方位に付き東北方位に暗剣殺が付くので、太極の東京から見て西南に当たる伊豆方面と東北方位にあたる東北地方太平洋岸が大地震に対して最も注意の必要なところになります。
これはあくまでも今後20年の大きな傾向です。しかし、人の流れがどう変化するのかということを予測できれば、投資の対象を絞ることに繋がるのではないでしょうか。気の流れは目には見えませんが確実に存在し、それは様々な現象となって目の前に現れます。そうした現象を、方位という定規を用いて説明しようとしたものが「九星気学」なのです。もし皆さんの最寄りの駅やターミナル、そして投資を考えている場所に、このような傾向が現れているのが分かれば、ビジネスにおいて、商売において、また今後の人生設計においておのずと道は開けるのではないでしょうか。
最後にお断りしておきますが、「時代盤」が個人の運勢の吉凶に直接係ることはありません。
上記の記述は、2004年度の特別講演を要約したものです。
前半の10年を検証してみると、世界の政治・経済が大きく変わる現実があり、日本の現状も明治時代からの制度疲労から社会の随所に歪が大きくなってしまい、政治の混乱が深まっています。
東日本大震災は、時代運の顕著な現れです。後半の10年が、良い変革になるよう期待したいものです。