紅葉のシーズンですね。
息をのむほどの自然の美しさを感じて、日本の四季の素晴らしさを実感できる季節です。
寒くなってくると、気持ちも冷えてしまいそうになりますが、お出かけして、美味しいものを食べて、美しい景色を眺める時間をつくると、新たな発見や発想が生まれてくるでしょう。
今年の夏は、行楽を楽しむ気分になれなかった方が多かったと思いますが、自然の恵みに感謝する気持ちは、日々の元気にもつながりますので、どうぞ紅葉の季節を楽しんでください。
さて、今回も前回の続きで、七赤金星の20年(昭和58年~平成15年)には、どのような現象があったかをお届けします。
偶然にも、今年は、七赤金星の中宮の年です。
残り2か月ほどとなりましたが、改めて今年の現象を振り返ると、東日本の震災が3月にあったことを思い出します。
3月は、年月共に、七赤金星が中宮していたのですよね。
自然のエネルギーが、大きく作用することを感じる出来事でした。
・ 三碧木星(北)…埼玉
・ 四緑木星(西南)…神奈川
・ 六白金星(東南)…千葉
ではこうした場所が実際どうなったのか見てみましょう。
三碧木星を「新しい」とするので、三碧木星がいた方位には新たな息吹がうまれました。その良い例が「さいたま市」です。(さいたま市は確かに新しい息吹なのですが、発展半ばで時代が移ってしまいました。今後はどうなるのでしょうか。)
また、四緑木星が回っていた西南方位の横浜には、この20年で「ランドマークタワー」を代表とする「みなとみらい」が建設され、それまで造船所や埠頭だった横浜都心が大きく変貌しました。
一方、六白金星を「大きい」とするので、上記三つの方位の中でも六白金星にあたる東南の方位がめざましい発展を遂げました。そして東京から見て東南に当たるのはベイエリア、すなわち「東京ディズニーランド」とその周辺の大規模な開発と発展がその最も良い例です。ちなみに、ディズニーランドの興隆は、「愉悦」の七赤金星の時代を象徴する出来事でもあります。
逆につらい20年だったのは、太極の東京から見て五黄土星の東と、暗剣殺の西に当たる場所です。特に暗剣殺の西に当たる関西にとってはとてもつらい20年でした。東京が少し景気を持ち直した現在でも、関西の景気は悪く、九州地方の娯楽施設、例えば「ハウステンボス」などは倒産に追い込まれ、大阪の「ユニバーサルスタジオ・ジャパン(USJ)」の業績は伸び悩んでいます。
暗剣殺の極めつけは1995年1月17日神戸を襲った阪神淡路大震災でしょう。そして、暗剣殺は暗剣殺でも、西に回っていたのは九紫火星の暗剣殺であり、九紫火星を「火」とするので、地震そのものよりも火事による二次災害で被害が拡大したのです。
一方、西北方位には「変化・改革・再生」の八白土星が回っていたので、この方位は変化・改革してきたと考えられます。お隣の中国は共産党が支配する国ですが、自由経済を取り入れて、この20年間で目覚しい経済発展を遂げました。
次回は、いよいよ八白土星の20年について詳しくお届けいたします。
お楽しみに。