2019年9月は癸酉の四緑木星、前進を考える月。

先月のコラムで、2019年8月は「守りの月」とお話しましたが、今月は一転前進と拡張の月に入りました。

もともと四緑木星は営業、利益、交際、交流を指し、9月を司る酉は、物事の収穫、取り入れるという特徴があります。さらに2019年の9月は、癸酉の四緑木星です。
酉が水を育て、水が木を育てる。まさに、前進と拡張の月と言えるわけです。
夏の暑さでバテ気味かもしれませんが、9月は活発に動ける月です。特に交流が活発になることでしょう。

さてそんな活発で前進の月ではありますが、今月逆に警戒や注意の必要な星があります。それは、九紫火星と三碧木星の人です。
九紫火星の人は、誤解されやすい、親切がアダになる・・になど言いたくないけど、言わなくてならない立場になって、悪役を演じなくてはならない時のようです。
善意でやったことが誤解されがちなので、踏み込むすぎない、やりすぎない、契約事などはいつも以上に気をつけてください。
三碧木星の人は、9月は暗剣殺がついています。クレームや攻撃を受けやすい、弱点を攻められやすいので注意が必要です。人間関係に気をつけてください。また、入ってきた噂や情報をうのみにしないことです。

以上の点を注意してみてください。

さて最後に、「暗剣殺」はいつも悪いイメージがあるようですが、今回とても興味深いケースがありましたのでお話します。

2019/08/05にイギリスで行われたゴルフの全英女子オープンで、初出場で20歳の渋野日向子選手が初優勝されました。日本勢のメジャー大会制覇は42年ぶりだったそうです。
渋野日向子さんは、1998年11月15日生まれ(20歳)で本命戊寅二黒土星　月命癸亥二黒土星　日命丙寅四緑木星です。
元々「寅」の雄気と大胆さ、「亥」の決断の速さと一途さを兼ね備えており、九星の二黒土星の優しさ粘り強い大地の資質が二つ重なって、芯に潜む六白金星の勝負師的合理性とカリスマ性の二面性を発揮しているようです。
今年の年盤は八白土星中宮で二黒土星は暗剣殺です。本来なら暗剣殺がついている時は要注意となるのですが、渋野さんは特殊能力とも言える、力を活かせるパワーを持っていたので、今年の暗剣殺の強いパワーが試合で実力を充分に発揮できたのではないでしょうか。
さらにもう一つ言うなら、全英女子オープン開催地のイギリスは西北 七赤金星暗剣殺方位の月となり、暗剣殺の勝負運パワーも味方につけたのでしょう。
但し、渋野さんにとっては最強の暗剣殺を活用しましたから、反対に今後は怪我や病気・事故など思わぬ災難に遭遇しないよう注意しなければいけません。

いかがでしょうか、暗剣殺は悪いというイメージがついてまわりがちですが、そもそもは強いパワーがあるので、そのパワーに押されすぎてしまうのです。上手に使えば強い後押しにもなってくれるのです。ですから「暗剣殺」の月だからついていないとがっかりしてしまうのはチャンスを逃してしまうかもしれません。ピンチをチャンスに変えることも可能なのです。